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このページでは、住宅の「省エネルギー基準」についてわかりやすく解説しています。
省エネルギー基準について知ることで、寒暖差対策のために行うべきことも見えてきます。ぜひチェックしてみてください。
住宅の「省エネルギー基準」とは、1999年に当時の建設省によって改正された日本の住宅における断熱化の基準を示すものです。
2020年には「省エネ基準適合義務化」の動きもありました。平成28年の省エネ基準に適合していない住宅は新たに建てることができないことを求める法案でした。
実際の導入は見送られましたが、地球温暖化をはじめ、社会のエネルギー消費に関する課題を解決するために、住宅建設でも省エネの取り組みが求められることに変わりはありません。
2019年11月16日から新たに施行されている「省エネ基準地域区分」によれば、福岡県のうきは・朝倉エリアは「地域区分6」に該当します。
地域区分で示される数値は、建物の省エネルギー性能を数値化したものです。地域ごとに省エネ性が高いかどうかを知るために、必要な指数になっています。
省エネルギー基準を満たすために行うべきは、住宅の寒暖差対策です。下記でその具体的な対策を紹介します。
住宅の寒暖差対策では、開口部の断熱が重要です。例えば、窓のを縦滑り窓や横滑り窓にすることで、日光と風を上手に住宅に取り込むことができ、寒暖差を減らすことができます。
日本の住宅では、引き違い窓も多く使われています。これもリーズナブルな窓ながら、たくさんのメリットがある対策になります。
住宅内の気流を止めることも、場合によっては寒暖差対策になります。具体的に気流を止めるべき場所は、床下や壁内部分。これらを流れている気流を止める施工をすることで、住宅の断熱性能を向上させることができます。
住宅によっては、夏場の屋根裏は50℃を超える温度になることも。気流となって住宅の壁内を流れれば、住宅全体が暑くなります。気流止めの施工は、これらを防ぐことができます。
一方で、自然の風を上手に取り入れることができる、風通しがよい間取りにすることも、寒暖差対策になります。
例えば、風が住宅の下部から入り、上部へと抜けていく間取り。吹き抜けなどを取り入れれば、1階から2階へ風が抜けていくようになるため、風通しがよくなります。
また、風を取り入れるには、部屋に窓を2つ設置することも効果的です。間取りのなかに取り入れてみてくださいね。
授賞 | ウッドワン空間デザイナワード2020ウッドワン賞 |
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審査 員長 |
伊東豊雄氏(建築家) |
施主と施工主がお互い納得できるまで相談・希望のやり取りを繰り返す「原口メソッド」を元に、施主の隠れた希望をも引き出した世界に一つの「完全自由宅」を実現。
授賞 | キッズデザイン賞 |
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審査 員長 |
益田文和氏(インダストリアルデザイナー) |
全国各地で高品質を標準設備とする家を提供する一条工務店。「i-smile」は打ち合わせでタブレットを活用する新たな試みで、そのユーザビリティの高さが評価を得ました。
授賞 | ウッドデザイン賞2020 |
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審査 員長 |
赤池学氏(科学技術ジャーナリスト) |
1棟に使用するすべての木材でトレーサビリティを確保した個人住宅にてウッドワン賞を受賞。木造住宅の新たな可能性を呼び起こし、技術普及に向けて動いています。
※うきは・朝倉エリアを対応範囲に含む施工会社のうち、2020年1月1日~12月31日までにスキル・センスが客観的に評価され、何かしらの賞を受賞した旨が公式サイトに記載されている工務店1社とメーカー2社を選出しています(2021年3月1日調査時点)。
※参照元:ウッドワン空間デザインアワード2020「結果発表&表彰式レポート」https://woodone-contest.com/ceremony.shtml、KIDS DESIGN AWARD「受賞作品検索」http://www.kidsdesignaward.jp/search/detail_200275、ウッドデザイン賞「受賞作品データベース」https://www.wooddesign.jp/db/production/1368/